++　pickの独善的戯言　++

4月1日(火) 『透明な螺旋』東野圭吾著

東野圭吾著『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を読み終えた
舞台は2020年コロナ禍のさびれた観光地
主人公は[神尾真世]、東京の不動産会社に勤務している
もうすぐ結婚を控え慌ただしい中、中学の同窓会の知らせを受けた
父[神尾英一]が元中学教師で担任だったので出欠を先延ばしにていた
そんな中、父親が亡くなったと連絡を受ける
しかも病死ではなく殺されたというのだ
何が何だかわからずに[真世]は故郷に帰ることにした

警察は真世の同級生たちを重要参考人だと思っているようだ
父の死がまだ実感できない中で自分の知っている人が犯人かもしれない・・・
呆然とする[真世]の前に、何十年も音沙汰がなかった叔父[神尾武史]が現れた
[武史]はラスベガスで名を馳せたマジシャンとして大活躍したこともあるらしい

[武史]は[真世]に自分が犯人を突き止める告げる
刑事を相手に華麗なマジックテクニックで情報を仕入れる[武史]を見て、
[真世]も一緒に犯人を見つけ出す決意をするのだった

二人は父が亡くなる前に計画された[真世]の同級生[針宮克樹]の書いた漫画
「幻脳ラビリンス」にちなんだ町おこし事業に注目する
観光客を呼ぶための華々しい「幻ラビ・ハウス」と名付けられ計画は、
コロナ禍により頓挫していた

中学の同級生として
何かと連絡を取っていた[池永桃子]
英一の発見者でもある酒屋を営む[原口浩平]
IT企業経営者として成功している[杉下快斗]
地方銀行の三つ葉銀行に勤務する[牧原悟]
漫画「幻脳ラビリンス」の作者[針宮克樹]
地元建設会社の副社長「幻脳ラビリンス」を利用し町おこしを狙う[柏木広大]
針宮のマネージャー的立場で動く[九重梨々香]

[真世]とは両想いだったが中学時代に白血病のため亡くった[津久見直也]
彼は[釘宮]の親友で漫画を描くことを応援していた
同窓会で[津久見直也]の追悼も計画されていた
さて、犯人は本当に同級生の中にいるのか・・・・

今日から東野圭吾著『透明な螺旋』を読み始める
代表作的なガリレオシリーズの最新作だ
刑事内海薫や湯川学がどのように絡んでくるのか楽しみだ

No.4579