++　pickの独善的戯言　++

7月29日(水) 『墓標なき街』逢坂剛著

逢坂剛著『鵟(ノスリ)の巣』を読み終えた
前作の事件で上司の「津城俊輔警視正」は死亡した
「倉木未希」は長官官房の特別監察官室長から
執拗に退職を勧告されるがその内に上司が移動にななる
警視への昇進試験をパスする
「大杉良太」は民間人だが、
警察官からの仕事がめっきり減った
東都ヘラルド新聞記者の「残間龍之輔」は、
地方支局へと飛ばされました

不祥事の相次ぐ警察組織改革にを題目に
警察革新評議会なる機関を設置する説明会に
東京に復帰した彼は舌鋒鋭く、
不祥事の相次ぐ警察組織に迫ったのは残間だった

一方、倉木は派手で複数の男性との噂がある
「州走かりほ」警部に観察手前の警告をする役目を支持される

大杉は「小野川」巡査部長の妻から、
夫が州走かりほと浮気をしてるようなので調査依頼がくる

それぞれの立場で仕事をしてるが、
ある倉庫で起きた覚せい剤強奪事件や、
拳銃強奪事件で暴力団幹部と打ち合いになり
小野川巡査部長死亡した

徐々に警察官が関わった事件で小野川や州走などの
役割や繋がりが見えてくる
そして倉木も大杉も見えない敵から危害を受ける
暴力団を締め上げると「ノスリのだんな」と言う共通点が見えてくる
ノスリは凶暴な鳥で「悪徳警察官のコードネーム」に使用されていた

倉木・大杉・残間が事件解決のために走り回る
今回も長編で結構ハードな物語だった

今日から逢坂剛著『墓標なき街』を読み始める
シリーズも残すは2冊だ
裏表紙に書かれた物を読むと、
闇に葬られた殺し屋「百舌事件」を
東都ヘラルド新聞記者「残間龍之輔」の元に、
真相を解明する原稿依頼が舞い込む
倉木警視、大杉良太が絡んでくるのだろう？

・裏切りの日日 (読了)
・百舌の叫ぶ夜 (読了)
・幻の翼 (読了)
・砕かれた鍵 (読了)
・よみがえる百舌(読了)
・鵟(ノスリ)の巣>(読了)
・墓標なき街
・百舌落とし

No.4115