WindowsMeシステム復元機能
WindowsMeには大変便利な機能が追加されました。WinMeを使用していてシステム自体を
過去の環境へ戻せるのです。
たとえば、システムがおかしくなった時&インストールしたソフトが気に入らなく、元の環境に戻す時に便利です。
「システムの復元」とは、ある時点のレジストリーやファイルの状態をHDDに保存して置き、必要に応じてその時点の
状態に戻す事が出来ます。私の短い経験やWinMeに関する雑誌を読んでみると「復元ポイント」はユーザーが任意に
設定出来ますが、以下のタイミングで自動生成されるようです。
・WinMeのインストール時
・10時間以上連続でWinMeを使用した時
・24時間以上WinMeのインストールマシーンの電源を切っていた時
・その他、対応インストーラーやWindows
Updateによるファイル更新の直前に生成される
ユーザーが任意に設定するには、
スタート → プログラム → アクセサリー
→ システムツール → システムの復元 の順にクリックすると
「システムの復元」ウイザードが出て来ます。「復元ポイントの作成」を選択すれば、今現在の状態をバックアップします。
バックアップは _restore と云うディレクトリーに保管します。
以前私が「情報交換室」に、書き込んだのは
_restore と云う通常では見えないディレクトリーを要らない物と
思い込み私が手動で削除したのが原因でした。
こんな便利な機能ですが、永遠のバックアップを残せる訳ではありません。色々と調べて見ると以下のようになります。
・バックアップ容量は最低200Mb
・最大はWinMeをインストールパーテーションの12%しか割り当てない
・容量が上限をオバーすると古い順からバックアップが削除される
「情報交換室」に質問があった、HDD容量の残量が少なくなるのは、上記のような事です。
「システムの復元」機能を最大限活用するには、インストールするパーテーションを大きく取る事です。
また、16ビットFATは1パーテーション2.1GBの制約が有りますが、32ビットFATでは理論上2048GBまでを
1パーテーションとして確保出来るので32ビットFATを薦めます。
現状容量不足で困っている人は上記の _restore の中にある全てのファイルを一度削除する。
改めて「復元ポイントの作成」を実行して下さい。
(16ビットFATの時代は終わった・・・・しかし、32ビットFATではDOSが使えない・・・・ウーン)
システムファイルの保護機能
WinMeからWin2000同様にSFP(Windowsシステムファイルプロテクション)が搭載されました。
システムに重大な影響を与えるシステムファイルをOSで保護する機能です。
保護されるのは exe,sys,dll,ocx,ttf,fon
などの拡張子を持つファイルなどです。
試しに、Win98からタイムスタンプの古い dll
ファイルをコピーして起動するとコピー前の物に戻っていました。
WindowsMeのインストールオプション
WindowsMeのパッケージには「CPUはPentium
150Mz 以上」と記載されています。Win98seではたしか、
CPUは486でもインストール出来ました。試してみるマシーンもないのでそんな物かと思っていました。
X:\setup /? を実行すると下記のようなオプションが表示されます。(X:はCD−ROMのパス)
・ /ir マスターブートレコードーを更新しない
・ /d セットアップされているWindowsの設定を無視する。
・ /NTLDR 既存OSのチェックを行わない
・ /p ハードウエアー検出を制御する
・
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・
ある雑誌を読んでいたらWinMeの「インストールの隠しオプション」なる記事を見ました。
隠しオプションとして以下のような物も有るそうです。
・Setup /nm CPUがPentium
150Mz 以下でもインストールが出来る(CPUチェックをスキップ?)
・Setup /is ハードディスクをチェックせずにWinMeをインストールできる
私は試していません。必要がある人は、くれぐれも自己責任で実行して下さい。
WindowsMeの32ビットFAT化
WindowsMeにはWin98まで有ったファイルコンバーターがメニューから無くなっています。
WindowsMeからこの機能は無くなってしまったのか?
有ります。表面に(メニューに)出ていませんが、標準でインストールされています。
実行ファイルは、CVT.EXEです
スタートメニューからファイル名を指定して実行で
CVT.EXE X: (X ・・・ は32ビットFAT化するディスクドライブです)
WindowsMeの「MS Backup」
Win98SEまで有ったバックアップツールもメニューから無くなっています。
WinMeのCD−ROMに入っています。
場所は、CDの中の add−ons → Msbackup → msbxp.exeを実行する。
実行後、再起動するとスタートメニュー → プログラム → アクセサリー → システムツールに登録される。
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