++　pickの独善的戯言　++

5月16日(木) 『内通者』堂場瞬一著

東野圭吾著『虚ろな十字架』を読み終えた
中原道正は一人娘を殺害された
犯人は逮捕されたが刑に納得いかず、
妻小夜子と死刑判決が出るまで戦った
中原夫婦の度重なる控訴で死刑を獲得する

目的を達成した夫婦だが、一人娘が殺害され空虚から
小夜子はしばらく実家に帰ることになった
そして二度と戻らず協議離婚をする

離婚後、広告代理店を退職した中原は、
叔父から引き継いで動物の葬儀社を始めた
11年前に捜査をした刑事が突然訪ねてきた
元妻小夜子が殺害されたと言うのだ
そしてアリバイまで調べられた

離婚以来初めて妻小夜子の実家を訪ねたら歓迎された
小夜子はフリーライターをしていた
そして小夜子が書いた記事を出版社で見せてもらった
万引き依存症を取材した記事も見せられた

小夜子を殺害した犯人すぐに自首してきた
犯人は65才の男だったが・・・
中原は小夜子の書いた記事と殺害の因果関係を調べ始めるが、
以外な事実に突き当たる・・・

今日から堂場瞬一著『内通者』を読み始める
ひさしぶりの堂場作品だ
作者の綿密な取材と話の構成はすばらしい
千葉県土木局と建設会社の汚職事件の話のようだ
どのような展開になるのか楽しみだ

No.3869